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教育訓練給付金制度、リカレント教育

【社会人の学び直し】リカレント教育について、調べてみた。知っておいて得する、国の制度も!!

by おかめ
投稿: 最終更新:

「リカレント教育」を知っていますか?

リカレント教育とは、簡単にいうと「社会人の学び直し」のこと。一度大学や高校などの、学校を離れて社会人になった人が、再び学びの場に戻ることを言います。

元々は スウェーデンで提唱された言葉なんだって。

まだまだ日本では一般的ではないような、、

今回は、私が「リカレント教育」について調べるうちに得た、情報や具体的な方法を綴ります。

日本で「リカレント教育」がまだまだ一般的でない理由

日本は国土面積的にも、同じ規模感の先進国である、フランスやドイツと比較しても、圧倒的にリカレント教育が進んでいない国と言われています。

日本で「リカレント教育」が進まない理由については、下記が考えられます。(私見もあり)

  • 古き終身雇用制度が深く社会に残っていて、転職や休職がまだまだ一般的ではないこと
  • 社内で学ぶことが唯一の手段みたいになっている
  • 日本の労働時間は長時間。残業も多い。社会人になってからまた学校に通ったりできる時間が、他国に比べて捻出しずらい
  • 社会人の学び直しで、休職などした場合に、「単なるブランク」と評価されてしまうことも
  • そもそも、学校を卒業してから、また勉強。という概念がなかった

ざっとこれくらいでしょうか。

学び直しで学校に行くんで休職します〜〜なんて言えるのでしょうか、私の職場は、、(遠い目)

リカレント教育は、国が力を入れてきている!

社内で「リカレント教育推進」みたいなこと掲げている会社に勤められている方、いらっしゃいますか?

残念ながら私の職場ではそんな言葉一切聞きません。社内で推進の傾向がある会社が羨ましいです。

隠れて「社会人の学び直し」をされている方が社内にいるかもしれませんが、
表面的に見えないってことは、一種のタブーみたいになっているのでは??と思います。
転職につながる活動にも見えますしね、、

個別に企業を見ると、こんな”転職助長”みたいな活動は、推進されているところ限られていると思いますが、なんと日本政府はリカレント教育を推進しているんです。

学校教育からいったん離れたあとも、それぞれのタイミングで学び直し、仕事で求められる能力を磨き続けていくことがますます重要になっています。

このための社会人の学びをリカレント教育と呼んでおり、厚生労働省では、経済産業省・文部科学省等と連携して、学び直しのきっかけともなるキャリア相談や学びにかかる費用の支援などに取り組んでいます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18817.html

ん??なんだって!!よくみてください。学び直しのための、国が費用の支援までやってくれれんです!!

国から費用の支援を受けられる!!自分のキャリアUPのためにも、使わないと損なくらいの制度!ですが、学校でも習わなかったし、ましてや職場でもこんな話題ゼロ。

私も最近ネットで調べるうちに、こんな国の取り組みを知ったのですが、皆さんご存知でしたか?

知らないと損する制度とはまさにこのことですな〜

社会人の学び直し:国による支援

ここからは、国によるキャリアアップ・学び直しの支援策について、

具体的にどんな施策があるのか、みていきましょう。

まずは、OLが知っておきたい、社会人で働きながら使えそうな制度をピックしますね。

教育訓練給付制度

厚生労働大臣が指定する「教育訓練(=資格講座などのこと)」に対して、一部受講費用が支給される制度です。

条件によりますが、最大で講座の受講費用の50%(年間上限40万円)が支給されます。

教育訓練の種類は3種類

給付金の対象となる教育訓練は、下記の3種類があり、それぞれで支給上限額が異なります。

支給額が多い順に見ていきましょう。

専門実践教育訓練
  • 対象:中長期的なキャリア形成につながる教育訓練
  • 支給額:受講費用の50%(年間上限40万円)が訓練受講中6か月ごとに支給される
  • 追加支給額:資格取得等をしてから、かつ訓練修了後1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合は、受講費用の20%(年間上限16万円)が追加で支給される
  • さらなる給付金:さらに、失業中の方が初めて専門実践教育訓練(通信制、夜間制を除く)を受講する場合、受講開始時に45歳未満であるなど一定の要件を満たせば、別途、教育訓練支援給付金が支給される

専門実践教育訓練 主な資格・講座】

・看護師、准看護師、助産師、保健師
・介護福祉士(実務者養成研修含む)
・美容師、理容師、保育士、栄養士
・歯科衛生士、歯科技工士、社会福祉士
・柔道整復師、精神保健福祉士
・はり師、あん摩マッサージ指圧師
・臨床工学技士、言語聴覚士
・理学療法士、作業療法士、視能訓練士
・職業実践専門課程(商業実務、文化、工業、衛生、動物、 情報、デザイン、自動車整備、土木・建築、スポーツ、旅行、服飾・家政、 医療、経理・簿記、電気・電子、ビジネス、社会福祉、農業など)
・専門職学位課程(ビジネス・MOT、教職大学院、法科大学院など)
・職業実践力育成プログラム(保健、社会科学、工学・工業など)
・キャリアコンサルタント
・製菓衛生師
・調理師

これを見ると支給額が一番多い分、より専門性が高い講座が対象になっているように見えます。社会人が働きながら、手っ取り早く開始できそうっていう印象ではないかもしれません。

OL事務職から見ると、転職感が強いですねえ。

特定一般教育訓練
  • 対象:速やかな再就職・早期のキャリア形成につながる教育訓練
  • 支給額:受講費用の40%(上限20万円)が訓練修了後に支給される

特定一般教育訓練 主な資格・講座】

・大型自動車第一種・第二種免許
・中型自動車第一種・第二種免許
・大型特殊自動車免許
・準中型自動車第一種免許
・普通自動車第二種免許、けん引免許
・玉掛け・フォークリフト運転・高所作業車運転・
・小型移動式クレーン運転・床上操作式クレーン運転・
・車両系建設機械運転技能講習
・移動式クレーン運転士免許
・クレーン・デリック運転士免許
・介護職員初任者研修
・介護支援専門員実務研修等
・特定行為研修、喀痰吸引等研修
・福祉用具専門相談員、登録販売者試験
・社会保険労務士、税理士
・行政書士、司法書士、弁理士、通関士
・ファイナンシャルプランニング技能検定
・自動車整備士、電気主任技術者試験 ・宅地建物取引士資格試験

最初の、専門実践教育訓練に比べると、運転免許などもあり、今の仕事に速攻プラスになるものが多いかも。

一般教育訓練
  • 対象:その他、雇用の安定・就職の促進につながる教育訓練
  • 支給額:受講費用の20%(上限10万円)が訓練修了後に支給される

一般教育訓練 主な資格・講座】

・Webクリエイター能力認定試験
・Microsoft Office Specialist2010、2013、2016
・CAD利用技術者試験、建築CAD検定
・Photoshopクリエイター能力認定試験
・Illustratorクリエーター能力認定試験
・VBAエキスパート
・Oracle認定資格・LPICなどでITSSレベル1の資格
・中小企業診断士、司書・司書補
・実用英語技能検定、TOEIC、TOEFL
・中国語検定試験、HSK漢語水平考試
・日本語教育能力検定試験
※語学試験については一定レベル以上を目標とするもの
・建設業経理検定
・簿記検定試験(日商簿記)
・同行援護従事者研修
・インテリアコーディネーター
・土木施工管理技士、管工事施工管理技士
・建築施工管理技術検定
・修士・博士、科目等履修
・履修証明プログラム

TOEICなど外国語を学ぶ講座も対象とのこと。

ざっと見ましたが、一般教育訓練が一番働きながら、サクッと始められそう。

ユーキャンの通信講座とかもありましたよ。

給付金は一度自己負担し、
講座修了後に支給されることも留意点ですね

ここで載せきれなかった講座や資格については、下記で紹介する、教育訓練講座検索システムで見てみてください。

教育訓練給付制度は、どんな講座がある?

対象の教育訓練は、約14,000講座。
詳しい講座については、厚生労働省が運営する、教育訓練講座検索システムで検索できます。

教育訓練講座検索システム URL: https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/SCM/SCM101Scr02X/SCM101Scr02XInit.form

オンラインで受講できる講座や、夜間・土日に受講できる講座もあり、
働きながらでも受講することができる講座も。

じっくり調べて、自分に最適な講座を選んでくださいね。

自分が何の講座を選ぶか、迷子になった時、、、

それにしてもこれだけ選択肢があると、元々決まっていた人は大丈夫ですが、これからスキルアップを幅広く考えておられる方にとっては、膨大すぎて、何がしたいのかわからなくなってしまうことも。

厚生労働省によるWEBサイト「職業情報提供サイト」では、「職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているか」などが総合的にわかるようなっています。

受講する講座に迷われた方は、まず、ヒントにしてみてください。

URL: https://shigoto.mhlw.go.jp/User/

支給の条件

給付を受けるには、一定の条件があります。
厚生労働省のHPに、わかりやすい表がありましたのでチェックしてみてください。

出典:厚生労働省HP:教育訓練給付制度

雇用保険に入っていることがキーですね。

また、一度利用すると、3年間は期間を開ける必要があること、新卒では雇用保険加入期間が満たないことを気をつけましょう。

ご自身のステータスが曖昧な時は、お近くのハローワークに相談しに行ってみよう

教育訓練給付制度の申請方法

専門実践教育訓練、特定一般教育訓練は、開始前にハローワークにて「キャリアコンサルティング」と「受給資格確認」のステップを踏みますが、一般教育訓練はそのまま受講スタートし、修了後に給付金の申請する流れです。

具体的にみていこう!

専門実践教育訓練、特定一般教育訓練
  • 受講前
    キャリアコンサルティング

    どのハローワークでも受けられる

  • 受講開始日の1か月前まで
    受給資格確認

    お住まいを管轄するハローワークで行う

  • 講座の受講・修了
  • 修了日の翌日から1か月以内
    支給申請

    お住まいを管轄するハローワークで行う

対して、一般教育訓練は速攻で講座受講をスタートさせることになります。

一般教育訓練
  • 講座の受講・修了

  • 修了日の翌日から1か月以内
    支給申請

    お住まいを管轄するハローワークで行う

ポイントは、2つ。

①一般教育訓練以外は、まず講座に申し込む前に、ハローワークに出向くこと。
②いずれにせよ、講座終了日の翌日から1ヶ月以内に「支給申請」を行うこと

そして申し込む講座が必ず、教育訓練給付金の対象講座になっているか、要確認です!<

”人生100年時代を見据え、手に職となるスキルを身につけたい、
新しいキャリアを開拓したい、と考える人を応援するための制度”ということで、もはやこの制度が国によって作られていることに、明るい未来を感じます。

詳しくは、厚生労働省のHPをご覧ください。

厚生労働省HP「教育訓練給付制度」UR L:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html

キャリアコンサルティング

これまた厚生労働省による制度で、会社に勤める方に向けての無料「キャリアコンサルティング」があります。

こんなお悩みのある方におすすめ

  • 今後のキャリアについて何となく不安がある
  • 今の職場でのやりがいや目標を整理したい
  • 仕事とプライベートのバランスに悩んでいる
  • スキルアップ・キャリアアップしたい
  • 定年を見据えた働き方を相談したい

キャリアに問題がある時に関わらず、自分自身の考えを整理してみたいという時などにも使えます!
会社に勤めていると、上司との面談で将来のキャリアについてお話しする機会があるこましれませんが、業務内容は社内に限ることが殆どでしょう。
こちらでは気兼ねなく畑違いのキャリアについての話もできますね。

https://carisapo.mhlw.go.jp/icc/

今すぐ面接!とか手を出しにくいなあ、、っていう方に向けて、セミナーも多種開催中。
キャリアについて、視点を広げて考える良い機会を作ることに役立ちそう。

https://carisapo.mhlw.go.jp/evt/

入社してから、キャリアについて今一度見直す機会ってなかなか意識していないと作れませんよね。毎日頑張って働いている間に、歳を重ねて、「これでよかったのか??」と疑問を抱かないよう、早めにキャリアについて見つめる時間を作りたいものです。

ハロートレーニング(公共職業訓練、求職者支援訓練)

ハロートレーニングは、希望する仕事に就くために必要な職業スキルや知識などを習得することができる公的制度のことです。

働きながら受けることのできるコースに加えて、雇用保険の対象となっていない方でも、一定の条件のもとで、月額10万円の支給を受けながら訓練を受けることができます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/hellotraining_top.html

ちらの制度、ざっと調べましたが個人で申し込むっていうより企業を通してやるものっぽかったです。ただ、こんな制度もあるということで載せておきますね。

巣ごもりDXステップ講座

こちらも、厚生労働省による取り組みで
誰でも、無料で、デジタルスキルを学ぶことのできるオンライン講座を展開しているサイトです。

自分のメモのためにも、気になった講座をいくつか下記に挙げます。

事業者による提供動画が集められたサイトになっています。


視聴には、登録など必要なものがありますが自己の責任において申込等を行うように、と注意書きがあります。とはいえ、誰でも動画を載せられるようになっている風ではないので、ある一定の基準は満たした企業が載せているのでしょう。

https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/sugomori/index.html

これから必要となるデジタルスキルを学ぶ
手始めとしてサクッと始められるところがいいですね

マナパス

マナパス 社会人の大学等での学びを応援するサイト

社会人の学びの情報を紹介するサイト「マナパス」。こちらは文部科学省による取り組みです。

「マナパス」は、「学びのパスポート」を意味しています。文部科学省から平成30年度「社会人の学びの情報アクセス改善に向けた実践研究」事業の委託を受けた丸善雄松堂株式会社が開設・運営している社会人の学びを応援するためのポータルサイトです。

「分野」「資格」「給付金や奨学金等の支援」「土日・夜間開講」など自分の希望に沿った条件で講座内容が検索できることに加え、自分の学びのロールモデルを探せる「在校生・修了生インタビュー」や社会のトレンドと社会人の学びを掛け合わせた情報をキャッチできる「特集ページ」を掲載しており、学びを求める方へ有益な情報を提供していくことを目指しています。

https://manapass.jp/aboutsite/

~社会人の大学等での学びを応援するサイト~として運営されている「マナパス」。

学び直しができる大学などの教育機関を検索できるだけではなく、奨学金や補助金制度、無料で視聴できるセミナーなどのコンテンツも充実しており、まずが「社会人の学び直し」を始める前にチェックしてほしいサイトとなっています。

「文部科学省運営」という信頼性もありますしね。

講座の検索で、選択肢がたくさんあることがわかりますね。費用についての指定検索もできます。

出典:https://manapass.jp/

まとめ

社会人の学び直し・リカレント教育について、知っていて得をする国の制度について、調べてみたこと簡単にまとめてみました。

”今日が人生のいちばん若い日”
もう教育を受ける立場から離れて長らく社会人として頑張ってきたあなたも、一度「キャリアについての振り返り」と「キャリアアップのための学び直し」について、考えてみませんか。

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Photo by Startup Stock Photos on Pexels.com

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